ジュン アシダ設立50周年記念展として、「エレガンス不滅論。~ジュン アシダの軌跡と未来にみる、ファッションのひとつの本質~」が12月3日(水)~8日(月)で国立新美術館で開催される。
一貫した美意識に基づき、時代とともに皇室や歴代のファーストレディをはじめ世界中の女性を彩ってきたファッションデザイナー芦田 淳。
50年代、一世を風靡したアーティスト中原淳一氏に師事したのち1953年にデザイナーとしてデビューした芦田は、いちはやくプレタポルテを日本に広め、ファッションを通して当時の女性たちに夢と希望をもたらした。
本エキシビションでは、半世紀を超えて今なお積極的な創作活動を続ける芦田のクリエイションの世界を、日本における時代背景、そしてハイファッションの変遷とともに紹介。
また、オートクチュールのテクニックを駆使して生まれる構築的かつ造形的なアーカイブおよび復刻作品約50点、エポックメイキングとなったオリジナルアイテム“コンパス”と話題のアーティストとのコラボレーションなどを、2015年春夏コレクションの最新作の一部とともに多角的にみることができる。
“エレガンス”――その語源は、“選びぬかれる”こと。メゾンに息づく“エレガンス”の遺伝子は時代とともに進化し続ける。
日時:2014年12月3日(水)~8日(月)10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
会場:国立新美術館3階 講堂
入場料:無料
Jun Ashidaプロフィール
中原淳一氏に師事したのち1960年、髙島屋の顧問デザイナーに就任。
66年から10年間、皇太子妃美智子殿下(現皇后陛下)の専任デザイナーを拝命。
以後現在まで、皇室、各国大使、政財界などから絶大な支持を受け国際親善にも寄与。
94年には、青少年教育を目的とした“芦田基金”を設立。
アジア競技大会(広島)やアトランタ五輪では日本選手団の公式ユニフォームデザインを担当。
また、企業ユニフォームも多数デザイン。
旭日中綬章、紫綬褒章、フランス共和国国家功労章オフィシエ、同国芸術文化勲章オフィシエ、イタリア共和国功労勲章カヴァリエーレ・ウフィチャーレ章、同国功労勲章カヴァリエーレ章、ルクセンブルク大公国功労勲章オフィシエ章等受章多数。
著書『僕は、ヤングマン。』 『髭のそり残し』 『透明な時間』 『人通りの少ない道―私の履歴書』
2013年10月、メゾン創立50周年を迎える。