2014年度、カリフォルニア産ざくろ収穫情報 =代表的な品種ワンダフル種の収穫は10月中旬=

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米国カリフォルニア州ソノマ発【9月30日】
カリフォルニアざくろの生産地では、外観の美しさと甘さで人気の高いワンダフル種が赤色の深さを増し、糖度も十分な甘さに達したことを確認した。
POM Wonderful社、副社長のトム・ラウズは、「ワンダフル種が熟すのを待ち望んでいます。10月8日から10日ごろには、あらゆるサイズで販売を開始できる量になると予測しています。自然からの恵みが続けば、今シーズンの出荷量は昨年と同様もしくは、わずかながらも上回ることが期待できます。米国内で人気が高まりつつある、自立陳列棚やスタッカー向けの出荷量に関しては、今年は新記録が作れることを期待しています。小売店ではざくろが、衝動買いの対象になりやすい商品であること、また自立型什器を活用した青果売場で過去に使用されなかったスペースやレジ前でのディスプレイで利益の増大が見込めるでしょう」とコメント。

Simonian Fruit Company社の営業担当副社長、ジェフ・サイモニアンも、同じ時期にワンダフル種の出荷を始めるつもりだと話し、「ワンダフル種よりも早い収穫の品種が、今年も流通経路への流れは万全に整っており、主力となるワンダフル品種を出荷する用意もできています。業界全体の意見と同じですが、弊社のワンダフル種も中型のサイズが主力になると考えています」と述べた。

米国ざくろ協会では、主な栽培業者に対する調査結果から、今シーズンの総出荷量は600万箱を超えることを予測しています。同協会代表のトム・チェランセンは次のように述べています。「米国にはまだ消費率の低い市場がありますが、お客さまは、すでにざくろのすばらしい味と豊かな栄養に気づき始めています。年間の生産量が増えても、市場で何の問題もなく消費されるでしょう。輸出とフードサービス産業からの需要も急増していますし、パッケージ売りされる種やジュースの販売が好調なことは、今後の収穫量全体を増やすけん引力になるでしょう」

*ワンダフル種が市場に並び始めるのは、国内では10月下旬~11月上旬頃からを予定しています。

カリフォルニアざくろ東京広報事務局
http://www.pomegranates.jp/

米国ざくろ協会(英語)
http://www.pomegranates.org/