「乳房の文化論」出版と記念講演会

“女性の「からだ」と「こころ」を科学する”乳房文化研究会(にゅうぼうぶんかけんきゅうかい)では、この度、20年以上にわたる講演活動の中から文化に関する論考(一部書きおろしあり)をまとめ『乳房の文化論』という書籍を出版した。
本書には、乳房にかかわる論考が12本収められています。
一般的には、“おっぱい”、“お乳”、“バスト”、“胸”など、時と場合によってさまざまの呼び名で親しまれている乳房ですが、乳房の学問は奥が深く、乳房をめぐる議論や研究は、人々を取り巻く社会や文化、歴史、そして生活の質などについて考えるにあたり、絶妙の視角を与えてくれるものです。
2015年2月には、この書籍の出版を記念して講演会(主催:乳房文化研究会、協賛:株式会社ワコール)を開催いたします。
記念講演会では、乳房文化研究会の20年間の歩みや『乳房の文化論』出版の背景・経緯、研究会が過去3回開催しましたアート作品展「OPPAI ART LAB」の映像紹介、そして本書のために書き下ろしていただいた「女子的乳房~メディアと下着と身体と~」の講演を行います。

「乳房の文化論」表紙

■出版書籍の概要
著者:田代眞一氏/北山晴一氏/上野千鶴子氏/武田雅哉氏/鎌田東二氏/塚田良道氏/
肥塚隆氏/山口惠里子氏/高階絵里加氏/表智之氏/蔵琢也氏/深井晃子氏/米澤泉氏

■記念講演会の概要
日時:2015年2月21日(土) 14:00~16:00
場所:Restaurant Bar「CAY」 東京都港区南青山5-6-23 SpiralビルB1F
会費:無料
定員:100名
主催:乳房文化研究会 協賛:株式会社ワコール

〇講演会内容
「乳房文化研究会の20年の歩み」  田代眞一会長(病態科学研究所所長)
「『乳房の文化論』出版について」  北山晴一先生(大阪樟蔭女子大学教授)
「OPPAI ART LAB アーカイブ」本郷重彦先生(造形作家)
「女子的乳房~メディアと下着と身体と~」米澤 泉先生(甲南女子大学准教授)

※講演会終了後、同会場にて出版記念パーティを予定しています。
〇出版記念パーティ  17:15~19:00
会費:7,000円

●記念講演会及び出版記念パーティは、一般の方もご参加いただけます。
<申込み方法>
住所、氏名、参加希望の内容(記念講演会の出席、または記念パーティの出席)をご記入のうえ、郵便ハガキまたはFAXにて2月6日(金)までに下記事務局へお申込み下さい。
お申込み順に参加証を送らせていただきます。

送付先:乳房文化研究会 事務局
〒601-8530  京都市南区吉祥院中島町29  (株)ワコール 内
FAX  075‐682‐1037

●「乳房文化研究会」について
女性の「からだ」と「こころ」を取り巻く諸問題を中心に独自の研究活動を展開していた「からだ文化研究会」(1991年設立)と、「乳房科学研究会」(1993年設立)が統合し、1996年に発足。
医学、生物学、文化人類学、心理学、被服造形学、芸術など、様々な分野で活躍する専門家が集まって情報交換を行い、より広く深く活発な議論を展開している研究会。

役員構成(2014年10月30日現在)
会長     田代 眞一  病態科学研究所 所長
常任運営委員 北山 晴一  大阪樟蔭女子大学 教授
佐藤 益子   京都女子大学 名誉教授/宇治武田病院 小児発達外来
本郷 重彦   造形作家
運営委員   市邊 昌史   Aivanアロマテラピースクール 代表
岡 美奈子   公益財団法人 天理よろづ相談所病院 医療事務
河田 光博   京都府立医科大学 大学院医学研究科 解剖学・生体構造科学 教授
実川 元子   フリーランスライター・翻訳家
島岡 昌幸   島岡医院 院長
田代 明美   助産師・家族心理士
寺元 千佳   社会医療法人愛仁会高槻病院看護部/周産期コーディネーター・助産師
都倉 隆    医療法人社団 一心会 都倉病院 院長
鳥屋尾 優子 株式会社ワコール総合企画室広報・宣伝部京都広報・宣伝課課長
廣瀬 潤子   滋賀県立大学 人間文化学部 生活栄養学科 准教授
藤井 孝子   株式会社 ワコール人間科学研究所 主席研究員
山口 久美子 東京医科歯科大学 先駆的医療人材育成分野 講師
山口 定男   川崎市有馬・野川(アリーノ)生涯学習支援施設 館長
山口 由美子 聖泉大学 看護学部 非常勤助手/リンパドレナージ セラピスト
米澤 泉     甲南女子大学 人間科学部 文化社会学科 准教授  (五十音順)
事務局長   岸本 泰蔵   株式会社 ワコール人間科学研究所 開発支援課
監 事     日置 智津子 東海大学医学部 東洋医学講座 講師/薬学博士
顧 問     小森 尚子   ウィメンズ ボディ デザイン研究所 代表